ネコを迎えたばかりの人やネコとの暮らしを検討している人の中には、猫砂の捨て方について悩んでいる人は多いのではないでしょうか。猫砂の捨て方は種類や自治体によって異なるため一概には言えないものの、ある程度決まったパターンがあります。
また、使用済みの猫砂をトイレから取り除いてからゴミの日まで数日あると、猫砂のニオイが部屋に充満してしまいます。使用後の猫砂のニオイの問題はコツを押さえることで解決できます。
本記事では、猫砂の捨て方を解説した上で、猫砂を捨てるまでのニオイ対策の方法、覚えておきたいマナーなどを解説します。
猫砂の捨て方は種類や自治体によって違う
猫砂と一口でいってもさまざまな原材料があり、捨て方が違います。また、ゴミ捨ての細かいルールは自治体によって異なります。最終的には猫砂のパッケージに表記されている捨て方と自治体のルールを見て判断しなければなりません。
猫砂のパッケージには猫砂の使用方法に加えて、メーカーが推奨する猫砂の処理方法についての記載があります。原材料が燃えるものであれば燃えるゴミ、燃えないものなら燃えないゴミ、水溶性のものはトイレに流すのが一般的です。
ただし、自治体によってはパッケージに記載されている方法での捨て方が認められないケースがあるので注意が必要です。例えば、燃やせない猫砂は不燃、燃やしたときに無害なら可燃など決まりがあります。ゴミの捨て方について説明をホームページに掲載している自治体が多いので、お住まいの地域の自治体のホームページを確認してみてください。また、ご自身で調べても分からない場合は役所などに問い合わせてみることをおすすめします。
猫砂の種類に合わせた捨て方の例
猫砂の捨て方は猫砂の種類や自治体ごとに異なる点がありますが、基本となる捨て方もあります。
猫砂の種類に合わせた主な捨て方として、以下の3つの方法を解説します。
- 燃えるゴミとして捨てる
- 燃えないゴミとして捨てる
- トイレに流す
それぞれ確認していきましょう。
燃えるゴミとして捨てる
燃えるゴミとして捨てられる猫砂の原材料
- ひのき
- 天然の木材
- おから
- リサイクル紙
- 再生パルプ
可燃素材が原材料の猫砂は、基本的に燃えるゴミとして出すことが可能です。トイレシートと一緒にまとめておき、燃えるゴミの日に出すとトイレまわりの清掃負担を抑えられます。
燃えないゴミとして捨てる
燃えないゴミに出す猫砂の原材料
- ベントナイト
- ゼオライト
火山灰からできた粘土系の鉱物であるベントナイト、土の中のケイ素のシリカゲルが原材料の猫砂は、燃えないゴミとしての扱いになる自治体が多いです。また、これらの素材は水に溶けないので、トイレに流すこともできません。
トイレに流す
紙や木などが原材料の猫砂の中にはトイレに流せるタイプのものもあります。ただし、トイレに流せる猫砂にはパッケージにその旨が記載されていますので、記載がない場合はトイレに流さないようにしてください。
トイレに流せるタイプの猫砂であっても、一度に大量に流したり、大きく固まった状態の猫砂を流したりすると、トイレが詰まることもあります。トイレの詰まりを防ぐために、少量ずつ流すようにしてください。トイレが詰まると修理に多額の金額がかかるだけでなく、トイレが一時的に使えなくなるので不便な生活を余儀なくされます。
猫砂を捨てるまでの臭い対策
使用後の猫砂はなるべく早く片付けたいと思う人は多いと思います。しかし、いつでもゴミステーションに持っていけるわけではなく、自宅にゴミの日まで置いておかなければなりません。数日間、排泄物がついた猫砂を置いておくことで発生するニオイが気になる人は、排泄物用の処理袋やニオイ漏れしないゴミ箱で問題を解決できます。
排泄物用の処理袋は排泄物を入れることを想定して作られているため、高い防臭力があります。一般的なビニール袋に排泄物を入れておくとニオイが気になることもありますが、排泄物用の処理袋であればニオイが気になることはほぼありません。排泄物用のビニール袋にはペット用や猫用などさまざまな種類があります。
排泄物用のビニール袋だけでもニオイはほぼ抑えられますが、それでも気になる人は防臭力が高いゴミ箱に排泄物用のビニール袋に入れた猫砂を入れておくことをおすすめします。足踏み開閉ゴミ箱は手がふさがっていても開けられるため、使いやすく、便利です。
ネコと暮らす人は覚えておこう。猫砂を捨てる際の3つのマナー
猫砂を雑に捨ててしまうと、周囲に迷惑がかかることがあります。迷惑をかけられた人はネコに否定的なイメージを抱いてしまうかもしれません。大切なネコが周囲から愛され続けるためにも、猫砂を捨てる際はマナーを守るようにしてください。
猫砂を捨てるマナーとして、以下の3つがあります。
- 猫砂や排泄物が外から見えないようにする
- 猫砂がこぼれないようにする
- 猫砂に虫がわかないようにする
それぞれ確認していきましょう。
猫砂や排泄物が外から見えないようにする
排泄物や排泄物に関係するものを目にすると不快感を抱く人もいます。自分の家のネコのものは汚いという認識を抱きにくいですが、他人にとってはそうとも限らないことを覚えておいてください。
猫砂を捨てる際は排泄物や排泄物が付いた猫砂を外から見えないようにするため、新聞紙で包んだり、不透明な袋に入れたりするとよいです。
猫砂がこぼれないようにする
ゴミ袋と猫砂を入れた袋が破れていたり、袋のむすびめがゆるかったりすると、ゴミ捨て場を猫砂で汚してしまうこともあります。ゴミ当番の人や近隣住民、清掃担当者に迷惑をかけることにもなりかねません。排泄物がついた猫砂を掃除するのは快いものではないことを忘れないようにしてください。
また、猫砂をきちんと捨てたつもりでも、カラスなどがゴミ袋を破き、猫砂が散らばってしまうこともないとは言い切れません。カラスなどがゴミ袋をつついているエリアであれば、袋を何重にするなどの工夫が必要です。
猫砂に虫がわかないようにする
猫砂を数時間放置していると、ハエやコバエなどの虫がわくことがあります。さらに、虫が卵を産みつけることもあります。
虫は水分や排泄物の臭いが原因でわくことが多いので、虫がわきやすい時期は消臭力と吸収力が高い猫砂を使用するなどの対策が必要です。
猫のうんちがなくなるワンニャクスル
猫砂や猫のうんちの処理は、どうしても臭いもありますし、ゴミを捨てるときの周囲の目や、虫がわいたりする問題は完全には拭いきれません。自動トイレでもニオイがきつく使用をやめるケースもあります。また外出したときの排泄物の処分でお困りの方も多いかと思います。
そこでおすすめなのが、新感覚のペットトイレ「ワンニャクスル」。悪臭を99.8%カットされる新感覚のペットトイレです。
猫トイレのうんちをすくって入れるだけで、微生物の力により、うんちがなくなり、臭いも処理もなくなります。動物病院やペットショップでも利用されているので、安心です。
自宅の生ごみも、一緒に処分できるので一石二鳥。エコな生活を始めることができます。エコな生ゴミ処理機なので、自治体の助成金支給対象商品です。日本全国の2/3の地域で2~10万円の助成金が支給されています。
ワンニャクスルに投入できない猫砂があります。防腐剤、抗菌剤が入っているもの(バイオ材に含まれる微生物に影響がある可能性があるため)と鉱物系(ベントナイト)、紙製のもの(分解されないため)は投入できないのでご注意ください。
まとめ
ネコと暮らすことでたくさんの喜びを得られるとともに、さまざまな責任が発生することを忘れてはいけません。ネコを養うことだけではなく、周囲に迷惑をかけないように気遣うのも飼い主の責任です。
特に、使用後の猫砂の扱いは捨て方を誤ると周囲とのトラブルの原因にもなるので注意してください。猫砂の捨て方は猫砂のパッケージに記載されているので、まずは確認してみてください。その後で、自治体のホームページでその地域独自のルールを確認することで、間違いなく捨てられるはずです。また、猫砂を捨てる際はルールに従うだけではなく、周囲に迷惑がかからないよう、飼い主が気遣い、工夫することも求められます。
猫砂にはさまざまな種類があります。猫砂の扱いやすさとネコの好みを鑑みながら、使用する猫砂を選んでください。