一軒家やアパートでは、普段、ゴミをどこに保管しているでしょうか?キッチンに保管するご家庭もあれば、庭やベランダに置いているご家庭も。今回は、生ゴミをゴミの日までどこに保管するか解説した上で、上手な生ゴミの捨て方や注意点についても触れていきます。
アパートや一軒家ではゴミの日までどこに保管?
ゴミの日までの間に溜まってしまったゴミをどこに置くべきか、迷っていませんか?アパートや一軒家の保管場所としては主に3つです。
【アパートや一軒家のゴミの保管場所】
- 屋内のスペース:キッチンや玄関近く
- 屋外のスペース:庭やバルコニー、ベランダ、テラス
- ゴミ置き場→専用のゴミ置き場やゴミ集積所
屋内のスペース:キッチンや玄関近く
利便性を重視するならキッチンや玄関の近くなど、ゴミが出やすく外に出しやすい場所に専用のゴミ箱を置いておくと便利です。臭いが気になる場合は、密閉できる容器を使用すると良いでしょう。
屋外のスペース:庭やバルコニー、ベランダ、テラス
部屋のスペースを確保したい、臭いが気になるなら、屋外であれば、庭やバルコニー、ベランダ、テラスに設置しておくこともできます。天候の影響を受けないよう、雨や風を避けられる場所に置くようにしましょう。
専用のゴミ集積所
アパートなどの共同住宅では、共有のゴミ集積所があることも多いです。そこに持って行く前に室内で一時的に保管します。マンションなどでは24時間のゴミステーションに出せる場合もありますが、祝日などが重なりゴミを回収できないとゴミステーションの中は一杯になることも。
ゴミステーションのあるマンションでもゴミの量が多くなりすぎないようにすることが大切です。マナーとしての臭い対策も必要になります。
上手なゴミの捨て方のコツは?
上記のゴミの置き場所を踏まえて、「上手なゴミの捨て方のコツ」と「ついやりがちなNG、注意点」をみていきましょう。
【上手なゴミの捨て方】
- 臭いや雑菌、カビを減らす
- 一時的に生ゴミを冷凍保存
- 生ごみ処理機を使う
- コンポストを作る
【上手なゴミの捨て方のコツ1】臭いや雑菌、カビを減らす
生ゴミの水分をできるだけ少なくしてから捨てることで、臭いや雑菌、カビの原因を減らせます。生ゴミを新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで乾燥させる、天日干しにする、生ゴミ処理機を使うなどの方法があります。
【上手なゴミの捨て方のコツ2】一時的に生ゴミを冷凍保存
害虫の発生や悪臭を防ぐため、ゴミの日まで時間がある場合、すぐに捨てられない生ゴミは冷凍庫に入れておくのも効果的です。臭いや害虫の発生を防げます。食品とゴミを同じスペースに入れることになるため、スペースが少なくなりますが、冷凍庫のスペースに余裕がある場合には簡単に試すことができます。ただし、水分の多い生ゴミを冷凍したあとに、長時間、ゴミを外に放置すると、水分が道路に流れてしまうので細心の注意が必要です。
【上手なゴミの捨て方のコツ3】生ゴミ処理機を使う
「ゴミの量が増えすぎる」「悪臭がひどい」これを防ぐため、生ゴミの水分と量を減らす必要があります。生ごみ処理機には様々な種類があるので、生活スタイルに合う機器を選ぶようにしましょう。
【上手なゴミの捨て方のコツ4】コンポストを作る
コンポストを作ることで、生ゴミを資源に変えることができます。野菜くずや果物の皮などを堆肥化すれば、庭やプランターに利用できる肥料になります。ただし、微生物が分解できない生ゴミは入れられません。堆肥化までに時間がかかるため悪臭や害虫が発生するおそれがあります。
ついやりがちなNGは、注意点
みなさんイメージしている人が多いかもしれませんが、密閉された生ゴミは腐敗が進み悪臭を発生させます。特に夏場は何もせずにゴミを放置していると、あっという間にコバエが増えてしまいます。臭いやコバエを防ぎたい人にとっては「ゴミ出しの日の出し忘れ」や「大量の生ゴミを放置する」ことは避けるようにしましょう。
臭いや害虫の発生を防ぐために、以下の注意点があります。
- ゴミ出しのルールを守って早めに捨てる
- できるだけ生ゴミは乾燥させて捨てる
- 続けられる方法で対策する
ゴミ出しのルールを守って早めに捨てる
ゴミ出しの日にゴミを出し忘れてしまうと、次の回収日まで家の中にゴミを置いておかなければならなくなります。出し忘れのないように徹底しましょう。
できるだけ生ゴミは乾燥させて捨てる
生ゴミが臭う原因は、増殖した雑菌やカビなどです。雑菌が増えやすい状態を作らないことが大切です。また、ゴミ箱は内側が汚れやすく臭いもついてしまうため定期的な清掃が大切です。
続けられる方法で対策する
ゴミを保管できる場所はスペースやお住まいによって異なります。ただできることはたくさんあります。無理をせずに続けられる方法で、ゴミの捨て方を見直してみてください。
上手な生ゴミの捨て方、まとめ
「生ゴミをゴミの日までどこに保管するか」「上手な生ゴミの捨て方や注意点」について解説しました。環境問題への関心が高まっている今だからこそ、ゴミの捨て方にこだわっている方も多いと思います。ゴミの捨て方を工夫してみませんか?
⚫︎ゴミの日までの保管場所
- 屋内のスペース キッチンや玄関近く→室内の臭い対策をする
- 屋外のスペース 庭やバルコニー、ベランダ、テラス→天候の影響を受けやすい
- 専用のゴミ置き場やゴミ集積所→共有のゴミ集積所やゴミステーションでも臭い対策を忘れない
⚫︎上手なゴミの捨て方のコツ
- 臭いや雑菌、カビを減らす→生ゴミの水分を少なくしてから捨てること
- 一時的に生ゴミを冷凍保存→冷凍庫に入れることで臭い、害虫対策ができる
- 生ごみ処理機を使う→ゴミの量を減らして悪臭対策ができる。堆肥化も可能。
- コンポストを作る→時間はかかるが生ごみを資源に変えられる