ひと昔前では、ダイソンやルンバのように大規模に流行った生ごみ処理機ですが、今でも根深いファンが多いです。
実際に使ってみると本当に便利でメリットがたくさんあります。
この記事では、生ごみ処理機のメリットから、選ぶ前にチェックしておきたいデメリットまで詳しく紹介していきます。
1. 生ごみ処理機のメリット
生ごみ処理機はとても便利な家電製品ですが、使ったことがない人にとっては、どんなメリットがあるのか?わからないかもしれませんね。
まずは生ごみ処理機を使用するメリットについて紹介しましょう。
生ゴミ処理機を使った人が実際にどのようなメリットを感じているのか、自治体などのアンケートを参考に下記にまとめました。
- 生ゴミのイヤなニオイやコバエがなくなる
- 三角コーナーを置く必要がなくなる
- ゴミ出しが軽くなる
- キッチンの掃除がラクになる
- 害獣(ネコ・カラス・シカ・猿)に荒らされなくなる
- 肥料として使える
生ごみ処理機は、キッチンの生ゴミがなくなることで、家事がラクに、そして清潔になることにメリットを感じている人が多いようですね。
2. 生ごみ処理機の基礎知識[使い方・費用・処理時間まで]
生ゴミ処理機とは、どのように使うのか、基本的な情報を紹介していきます。
- 生ごみ処理機の費用
- 生ごみ処理機の使い方
- 生ごみ処理機の処理時間
- 生ごみ処理機で処理できるもの・できないもの
2-1. 生ごみ処理機の費用
生ごみ処理機は下記のように5種類に分類できます。そして、それぞれ価格帯が異なります。
おおよそ、価格に比例して便利で快適に使うことができます。
種類 | 金額 |
---|---|
バイオ式 | 80,000円〜10,0000円 |
乾燥式 | 10,000円〜70,000円 |
ハイブリッド式 | 100,000円〜 |
コンポスト | 2,000円〜20,000円 |
ディスポーザー | 30万円〜100万円 |
2-2. 生ごみ処理機の使い方
生ごみ処理機の種類にもよって違いますが、使い方はとっても簡単です。
ここではバイオ式(ハイブリッド式)と乾燥式の生ごみ処理機の使い方を紹介します。
バイオ式(ハイブリッド式)
バイオ式の生ごみ処理機は処理機の中に、出た生ゴミを都度入れるだけです。
微生物がどんどん分解していきますが、少しずつ中身が増えて行きますので、半年に1度、1年に1度などの頻度で取り出します。
乾燥式
乾燥式の生ごみ処理機は、炊飯器と同じです。
容器に生ゴミを入れ、処理のモードを選択、タイマーのスイッチを入れてセットは完了です。
およそ3時間〜8時間程度で処理が完了します。完了後はその都度、あるいは数週間に1度取り出します。
乾燥式の中には、その都度容器を洗う必要のあるものもあります。
2-3. 生ごみ処理機の処理時間
生ごみ処理機の種類にもよりますが、処理が完了するまでの時間については下記のようになっています。
- バイオ式(ハイブリッド式)・・・入れたら終わり
生ゴミを入れると微生物が勝手に処理されるので、処理は入れたら終わりです。実際に分解されるまでには1日から数日必要です。 - 乾燥式・・・3時間〜8時間
乾燥式はセットしてから電源を入れて、処理が完了するまで3〜8時間は時間が必要です。 - コンポスト・・・数週間〜3ヶ月
捨ててからかき混ぜる必要がありますが、そこから分解が進むまでは数週間から3ヶ月ほど時間が必要です。 - ディスポーザー・・・10秒ほど
ディスポーザーの中に生ゴミを流し入れて作動させると10秒ほどで粉砕され、流して終わりです。
2-4. 生ごみ処理機で処理できるもの・できないもの
生ごみ処理機の種類によって、処理できるものとできないものに差はありますが、おおよそ硬いものがダメである場合が多いです。
参考までに生ごみ処理機で処理できるものとできないものをまとめました。
処理できるもの | 処理できないもの |
---|---|
野菜・果物・魚の骨・肉・卵・乳製品など | 水分の多いもの・貝殻・牛骨・豚骨・プラスチック・木片・金属・紙など ※硬いものはダメ |
3. 5種類の生ごみ処理機の比較とメリットまとめ
生ゴミ処理機は下記のように、種類がいくつかあり、それぞれ特徴があります。
5つの種類それぞれの特徴をまとめました。
種類 | 金額 | 室内設置 | 臭い | お手入れ(手間) | 動作音 |
---|---|---|---|---|---|
バイオ式 | 80,000円〜90,000円 | 不可 | 発酵臭 | ほぼなし | なし |
乾燥式 | 10,000円〜70,000円 | 可 | コゲ臭・生ゴミ臭 | 定期的な取り出し | 少し |
ハイブリッド式 | 100,000円〜 | 可 | 発酵臭 | ほぼなし | なし |
コンポスト | 2,000円〜20,000円 | 不可 | 腐敗臭 | かき混ぜ | なし |
ディスポーザー | 30万円〜100万円 | 可 | ほとんどない | なし | 大きい |
5種類の生ごみ処理機のメリットまとめ
5種類の生ごみ処理機のメリットをまとめて紹介していきましょう。
[バイオ式の生ごみ処理機]
バイオ式の生ごみ処理機は電気代が安めであることと、動作音が静かであること、優良な堆肥が得られることメリットです。
しかし、バイオ式の生ごみ処理機とハイブリッド式の生ごみ処理機を比べた時に、ハイブリッド式の方が圧倒的に性能が良いのでわざわざバイオ式を選ぶ必要はないでしょう。
※ハイブリッド式の生ごみ処理機も微生物で処理するという点ではバイオ式です。
[乾燥式の生ごみ処理機]
乾燥式の生ごみ処理機のメリットは3つです。
- サイズが小さめ
- 価格が高すぎない
- 室内設置
ニオイや音、電気代が高い点はデメリットですが、価格とサイズの面で決めたい人にはおすすめです。
[ハイブリッド式の生ごみ処理機]
ハイブリッド式の生ごみ処理機のメリットはたくさんあります。
- ニオイが出ない
- お手入れがラク
- 電気代が安い
- 室内設置
- 良質な堆肥が得られる
価格が高い点、サイズが大きめである点はデメリットですが、より快適なものを使いたいという人にはおすすめです。
[コンポスト]
コンポストは定期的にかき混ぜる必要があり虫が湧いたり、臭いが出たりと不便です。
しかし、価格は安く、電気も使わないので、エコに堆肥を作りたい人におすすめです。
[ディスポーザー]
ディスポーザーは定期的にかき混ぜる必要があり虫が湧いたり、臭いが出たりと不便です。
しかし、価格は安く、電気も使わないので、エコに堆肥を作りたい人におすすめです。
4. 生ごみ処理機の最大のメリットは助成金が利用できること
生ごみ処理機は助成金が出ます。
自治体によって金額や条件などは様々ですが、生ごみ処理機を購入すると、おおよそ2〜3万円程度が戻ってくるところが多いです。
購入前にぜひ「生ごみ処理機 自治体名」などで検索して事前に調べてみましょう。
5. 生ごみ処理機ナクスル(NAXLU)のメリット
生ごみ処理機には、課題も多いですが、ナクスルは乾燥式とバイオ式の良いところを掛け合わせており、価格は高いですが、ニオイ、お手入れの簡単さ、動作音などのスペックの観点で、非常にメリットがあります。
脱臭機能や除湿機能がついており、トラブルにも自分で対処できるというのも魅力的です。
6.生ゴミ処理機が普及することで本当に環境メリットってあるの?
日本ではゴミ問題がニュースなどに取り上げられることも多いですが、生ゴミは水分量が多く、運搬や焼却、埋め立てに大きなコストがかかります。
そのため、自治体などが生ごみ処理機の購入に助成金を出し、普及活動を行ったことがきっかけで普及しはじめたと言われています。
実際に、各自治体のゴミに関するコストは重いため、生ごみ処理機が普及することで、負担は軽くなり最終的には国民のみなさんにも返ってくるかもしれませんね。
生ごみ処理機は本当にエコ?
電動式の生ごみ処理機で処理をすると電気を使うのになぜエコなのか?と疑問に思っていませんか?
その疑問の答えは、生ごみ処理機で使用する電気量よりも、生ゴミの運搬コスト、焼却コスト、埋め立てコストなどの方が大きくなると考えられているためです。
あまり知られていませんが、ゴミを焼却する際に、実は発電も行われています。しかし、生ゴミの水分が焼却時に温度を下げてしまうことで、焼却効率や、発電効率が落ちてしまうので、生ゴミを家庭で処理することで十分に価値があるのです。
7. まとめ
生ごみ処理機にはどんなメリットがあるのかについて、また種類別にメリットを紹介してきました。
生ごみ処理機は、家事がラクになり、お家が清潔になるとても便利な家電製品です。
メリットだけではなく、デメリットなども見た上で、あまり妥協せずに買いましょう。
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