コンポストとは?3つの種類と基本的な使い方

    コンポストと聞くと、「何となく環境に良さそう」「生ゴミを処理するもの?」と何となく知っていても、具体的にどういう仕組みなのか?どういうメリットがあるのか?と気になっていませんか?

    コンポストは生ゴミを処理するための道具ですが、実際には様々な種類があり、選ぶべき人も違います。

    この記事では、コンポストとはどういうものなのかについて詳しく紹介します。

    [目次]

    1. コンポストとは?
    2. コンポストの3つの種類
    3. コンポストの選び方
    4. コンポストの基本的な使い方

    1. コンポストとは?

    コンポストとは、生ゴミや落ち葉、枯れ草などの有機物を微生物の発酵分解によって堆肥化するための道具のことをいいます。

    本来、英語でコンポストは堆肥のことで、コンポスターとは堆肥化するための容器という意味です。

    現代の日本語ではコンポストもコンポスターも全て、堆肥化する容器として理解されている場合が多いです。

    コンポスト仕組み

    コンポストの仕組みは、生ゴミや落ち葉などの有機物を、土に住む分解者(ミミズ、蛆虫、ダニ、菌類、細菌類)が食べて分解します。

    容器の中に生ゴミや有機物を貯めると、分解者が次々と分解していき、また有機物を入れると分解されるというサイクルができます。

    定期的にかき混ぜて空気を入れたり、温度が高めて活性化するようにするために菌を入れるなど、分解を早めるために準備をしたり、お手入れが必要です。

    2. コンポストの3つの種類

    コンポストは用途によって、何種類かに分類できます。また、その中でも処理の方法や、容器の形状、工夫などによって、いくつか種類があります。

    大きくわけると下記のように分類できます。

    • 生ゴミコンポスト(ダンボール式/密閉式)
    • 落ち葉コンポスト(土中式/回転式)
    • 生ごみ処理機(バイオ式/乾燥式/ハイブリッド式)

    2.1 生ゴミコンポスト(ダンボール式/密閉式)

    主に家庭で出た生ゴミを堆肥化することを目的に使う場合には、ダンボール式や密閉式などがあります。

    ダンボール式

    ダンボールを用意し、ココビートや籾殻くん炭、腐葉土などを入れ、そこに生ゴミを投入して処理し堆肥化します。大きなスペースもいりません。

    密閉式

    密閉式とは、バケツに蓋がついたような容器に生ゴミを入れ、密閉し酸素が少ない環境にすることで、嫌気性菌の働きを活発にし、液体の堆肥を作る方法です。

    攪拌する必要がなく、小型で、キッチンにも置くことができるため手軽ですが、生ゴミ投入時や液肥の臭いがすごいので注意が必要です。

    2.2 落ち葉コンポスト(土中式/回転式)

    落ち葉コンポストとは、庭があり落ち葉や枯れ草などを処理し、堆肥化したい場合に使用されることの多いコンポストです。

    落ち葉や枯れ草などは分解されるまで時間(1〜3ヶ月)が必要です。

    土中式

    土中式とは、底が抜けたバケツのような形状の容器で、土の上に容器を設置し、その容器の中に落ち葉や枯れ草、生ゴミを投入していきます。

    発酵を促進させるため、米ぬかを入れる場合もあります。虫や臭いの発生が起こりやすく、注意が必要です。

    回転式

    回転式とは、ハンドルを回すタイプのくじ引きの容器を大きくしたような形状です。

    容器の中に落ち葉や枯れ草、発酵促進剤などを入れ、容器を回転させることで中を攪拌できるように工夫がされています。

    2-3. 生ごみ処理機(バイオ式/乾燥式/ハイブリッド式)

    生ごみ処理機とは、乾燥や微生物で生ゴミを処理する電動式の家電製品です。生ごみ処理機は家事の軽減やニオイの改善を目的に利用されることが多いです。

    処理した後は、コンポストと同様に堆肥として利用できます。

    • バイオ式生ごみ処理機
    • 乾燥式生ゴミ処理機
    • ハイブリッド式生ごみ処理機

    バイオ式生ごみ処理機

    バイオ式の生ごみ処理機とは生ゴミを微生物に食べさせて分解処理する方式で、微生物の働きを活性化するため、処理機の中では攪拌されていますが、この攪拌に電気を使用しています。

    屋外に置くタイプが主流です。

    乾燥式生ごみ処理機

    乾燥式の生ごみ処理機とは、生ゴミを乾燥させることで生ゴミに含まれる水分を抜き、ニオイの原因になる雑菌の繁殖を抑える方式です。

    室内に置くタイプが主流です。

    ハイブリッド式生ごみ処理機

    ハイブリッド式の生ごみ処理機とは、熱を加え、微生物の働きを活性化させる、乾燥式とバイオ式の両方を掛け合わせた方式の生ごみ処理機です。

    室内に置くタイプが主流です。

    3. コンポストの選び方

    コンポストはいくつか種類があるため、チャレンジしてみたいと考えても、どれを選べば良いかわからないと思います。

    コンポストは、家の環境と、あなたの目的に合ったタイプのものを選ぶことをおすすめします。

    • 生ゴミの臭いをなくしたい/家事をラクにしたい・・・生ごみ処理機がおすすめ
    • 庭がない/お金は使いたくない/堆肥を活用したい・・・生ゴミコンポストがおすすめ
    • 庭がある/落ち葉が出る、草が生える・・・落ち葉コンポストがおすすめ

    3.1 生ごみ処理機がおすすめな人

    生ごみ処理機は室内で使えるものも多く、家事を軽減し、生ゴミの臭いの軽減など、暮らしを快適に使用したい人には生ごみ処理機がおすすめです。

    3.2 生ゴミコンポストがおすすめな人

    生ごみ処理機は費用の面から厳しいという人の中で、生ゴミから堆肥を作りたい人におすすめです。

    また、大きな庭がなくても使用できるので、土中式や回転式、バイオ式の生ごみ処理機などは置くスペースがない人にもおすすめできます。

    3.3 落ち葉コンポストがおすすめ

    落ち葉コンポストは、生ゴミだけでなく、落ち葉や枯葉などを堆肥化したい人におすすめです。

    落ち葉や枯葉は、生ゴミに比べて分解が遅いため、他のコンポストではすぐにいっぱいになってしまい、使うのが難しいです。

    大量に落ち葉や枯葉が出るご家庭で、大量に堆肥を利用できる場合におすすめです。

    4. コンポストの基本的な使い方

    コンポストは、色々種類がありますが、

    • 土中式コンポストの使い方
    • 入れていいものダメなもの

    4.1 土中式コンポストの使い方

    • 容器を10cmほど埋める
    • 生ゴミや落ち葉、草を入れる
    • 土をかぶせる
    • かき混ぜる
    • 量が増えたらビニールなどをかぶせ保温して保管する

    容器を10cmほど埋める

    コンポストの容器が、風邪などで倒れないようにするため、10cmほど土に埋める必要があります。

    生ゴミや落ち葉、草を入れる

    生ゴミや落ち葉、草が出たら、コンポストの中にどんどんと入れていきます。

    土をかぶせる

    中に入れた後は必ず土を被せます。土をかぶせることで分解しやすい状態にするだけでなく、入れた生ゴミや落ち葉などの水分を吸収し、悪臭の発生を防ぎます。

    かき混ぜる

    コンポストの中を定期的にかき混ぜることで、酸素が行き渡り、微生物を活性化させ堆肥化を早めることができます。

    量が増えたらビニールなどをかぶせ保温して保管する

    量が増コンポストの中を確認しある程度、分解が進んでそうな場合は、コンポストを外して、その上にビニールや土などを被せて保温、放置しさらに熟成させます。

    4.2 入れていいものダメなもの

    コンポストは何でも入れていいと思っておられるケースがあるのですが、実は何でも分解できるわけではありませんし、ニオイの発生に繋がったり、分解が遅くなってしまう可能性があります。

    入れてダメなもの

    牛骨、豚骨、貝殻(あさり、サザエ)、灰(落ち葉など燃やした後)、木材、竹、ビニール、紙

    入れていいもの

    落ち葉、枯れ草、青い雑草、生ゴミ、コーヒーカス、茶殻、動物の糞尿

    5. まとめ

    コンポストとは?どういうものなのか、種類やどんな人におすすめなのかについて解説してきました。

    コンポストはいくつか種類がありますが、下記のようにあなたの状況に合ったコンポストを選びましょう。

    • 生ゴミの臭いをなくしたい/家事をラクにしたい・・・生ごみ処理機がおすすめ
    • 庭がない/お金は使いたくない/堆肥を活用したい・・・生ゴミコンポストがおすすめ
    • 庭がある/落ち葉が出る、草が生える・・・落ち葉コンポストがおすすめ

     

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